藤波 本日お訪ねしましたのは、ここ立川市を中心に三多摩地区でご活躍の中村設計事務所さんです。まずは事務所を開かれた 経緯をお聞かせ下さい。
中村 私は多摩美術大学の建築学科を卒業し、それからは都内の建築設計事務所や住宅メーカーに14〜15年ほど勤めていました。建築デザインの基礎や設計管理といった総合的な実務経験を積み、平成5年に独立しました。
藤波 充分な経験を積まれてからの独立ということですね。家の設計をする上で何か 心掛けていることはありますか。
中村 住居とは「住む人、住む家族が快適に暮らせる空間であること」を理想としています。私は大学でデザインを学びましたが、決して雑誌に取り上げられるようなデザイン重視の建築ではなく、お客様の理想とする形やライフスタイルを考えた上での設計を心掛けています。また建材や部材にもこだわり、私ども設計事務所と工務店、お客様とが三位一体となりお客様の理想とする家の具現化を目指しています。
藤波 理想を形にするということは容易ではないと思いますが。
中村 やはり設計の話となると硬いものになりがちですが、私どもはまずお客様の趣 味をお何いしています。何気ない会話の中でライフスタイルや理想とする家の型を探り出しているのですよ。お客様とコミュニ ケーションを図ることはとても大切なことだと考えています。
中村(智子) また私は女性の目線から使い勝手を考えたキッチンや空間づくりを心掛けています。
藤波 なるほど。設計例を拝見したところ特に奇抜なデザインというわけではなく、この型に疑縮された代表と奥様の住みやす さの追求が感じられます。
中村 あくまでつくり手側ではなくお客様の理想を考えると、必然的にこうした型になります。正直、私は現在のデザイン性優位の住宅には賛成ではありません。
藤波 今後の取り組みなどはいかがですか
中村(智子) これからも今の主人の姿勢を貫いていていってほしいと思います。
中村 これまで構造面には力を入れてきましたが、建材、部材にもより一層こだわった 理想の追求に努めていきます。
藤波 こちらに設計を依頼された方は皆さん満足されていることでしょうね。今後の更なる飛躍に期待しています。